Theory of Dr. Harold Saxton Barrハロルド・サクストン・バー博士の理論
ハロルド・サクストン・バー博士の生命場に関する理論
ハロルド・サクストン・バー博士はアメリカのイエール大学で解剖学の教鞭を執る傍ら、ライフワークとして生体場と電気力場に関する研究を40年間にわたって続け、1972年にライフフィールドに関する論文を発表しました。
『人体をはじめ、地球上のあらゆる形あるものは電気力場(エレクトロ・ダイナミック・フィールド)によって律せられている』という仮説を立てて、それをエレクトロニクスで実験した結果、地球上のすべてのものには電気的な特性があることを明らかにしたのです。生命を持つものには「生命のカ」が取り囲んでいることが初めて立証されたのです。バー博士はこの電気力場を正確に測定し、グラフ上に表すこともできるとも考えました。
当時は微弱な電気エネルギーを計測する機器がなかったため、真空管を用いたテスターによる様々な電位の測定実験でしたが、バー博士は電気力場を電気測定機器で何千回も実験を行いました。その結果、バー博士は『電気力場をライフフィールド(生命場)に置き換えて考えた場合、それ自体は信じがたいほどの複雑な構造を持っているものの、シンプルな物理学的場と同じ性質を持っていること』に気づき、地球上のあらゆる形あるものは宇宙の法則のー部に過ぎない
ことを確認したのです。人間の身体に置き換えて考えれば、人間というものは決して偶然に生じたものではなく、大いなる宇宙の不変の法則とその運命に組み込まれた存在であるという考え方です。
犬が突然、他の動物に変わってしまうことはないし、石があるとき木に変わってしまうことはあり得ません。その不変の法則は、音が描き出す様々な音響図形にも通じるものです。バー博士は、このライフフィールドは「鐙型」の役割を果たしているとも考えました。
バー博士のライフフィールドの測定による記録から特性や変化を読み取ることによって、生命現象の姿も明らかになっています。
例えば、ゼリーの鋳型がデコボコであれば、当然できあがるゼリーもデコボコになります。同様に、生命場がくたびれていれば、肉体にも何らかの異常が生じるということが考えられます。つまり、計測時に異常な電圧パターンが計測された場合、それは肉体に何らかの病変の兆候が現れていると捉えることができます。
バー博士も『卵巣腫療などが臨床的に診断される前にライフフィールドの測定によって発見されており、ガンの早期治療などにも応用することが可能である』と述べています。この言葉どおり、バー博士はあらゆる病気の予防についてかなりの確信を持っていたことがうかがわれます。
バー博士は樹木に電圧計をつないで観察し、樹木の生命場が昼夜のリズムに反応するだけでなく、月の満ち欠けや磁気嵐、太陽の黒点の増減によって変動することも発見しています。単紋なライフフィールドを持っている樹木でさえ地球外のカによって影響されるのですから、もっと複雑な人間の身体はそれら外的なカの影響が大きいと予測したのです。
人間を取り囲む大自然には多種多様な鐡型が無数にあって、地球上の生命体はすそれらの鐙型から生み出されています。
人体で考えると、肉体に先立つエネルギーフィールドの存在が仮定されます。肉体はエネルギーフィールドによって育成・規定されるという仮定を肉体の設計図、つまり「エネルギーテンプレート(エーテル体の鐙型)」といいますが、マナーズ博士の見解では『エーテル体は肉体のための物質的なテンプレートであり、肉体的な事象として現れる前にエネルギー的な変化がエーテル体のレベルで生じる。そのことでエーテル体の適切な構成と健康を維持する重要性を理解しうる』と述べています。